紫外線(UV)というと日焼け、しみ皺たるみ、皮膚がんの原因と言われ、最近はかなり悪者にされています。しかし、紫外線にもいろいろありまして、波長が短くエネルギーの高いUV-Cはオゾン層に阻まれて地表には届きませんのでセーフ。
その次のUV-Bもオゾン層に阻まれて地表に届く紫外線の10%ほどを占めますが、短期の日焼け、いわゆる紅斑、の主原因で白人の皮膚がんの原因となります。黄色人種はあまり影響ないとも言われています。それよりもビタミンDを生成する重要な役割を担っています。日光浴の重要性はここにあります。
長波長のUV-A(320 nm~400 nm)が大問題。地表に届く紫外線の90%を占め、皮膚にあたると表皮を通り抜けて真皮まで到達して、活性酸素を生み出しコラーゲンなどの蛋白質を変性させ、将来的にしみ、しわ、たるみの原因となります。UV-Aは質の悪いことに、曇り空でも室内でも容赦なく降り注いでいます。そこでせっせと日焼け止めを塗っているわけですが、市販の日焼け止めにはUV-BとUV-Aの吸収剤が配合されていますが、UV-B吸収剤は百花繚乱で様々なタイプの化合物が知られていています。しかし、UV-A吸収剤は数種類しか知られておらず、それもベンゼン環が含まれています。ベンゼン環なでの芳香環はUV-Bも吸収しますが、光励起されてラジカルなどが生じて皮膚に刺激を与えて、副作用が生じるわけです。ということで非芳香族系UV-A吸収剤の開発は重要な課題なのです。
昨今の美白ブームで少し外出するだけで日焼け止めをべたべたと塗り捲っている皆さん!いくばくかのUV-BにあたらないとビタミンDが生成されず骨粗しょう症になります。これは今、日本人(特に女性)で大問題になっています。ということで、しみ皺たるみの原因となるUV-Aをメインに防御できればいいのです。
我々は最近、天然有機化合物の構造を元にして、強力な非芳香族系UV-A吸収剤の開発に成功しました(特許出願中)。合成も簡単です。将来的には骨粗しょう症を防げる副作用の少ない日焼け止めの開発に繋がると考えています。
関係する研究者の皆様。現在、共同研究者を募集中です。
その次のUV-Bもオゾン層に阻まれて地表に届く紫外線の10%ほどを占めますが、短期の日焼け、いわゆる紅斑、の主原因で白人の皮膚がんの原因となります。黄色人種はあまり影響ないとも言われています。それよりもビタミンDを生成する重要な役割を担っています。日光浴の重要性はここにあります。
長波長のUV-A(320 nm~400 nm)が大問題。地表に届く紫外線の90%を占め、皮膚にあたると表皮を通り抜けて真皮まで到達して、活性酸素を生み出しコラーゲンなどの蛋白質を変性させ、将来的にしみ、しわ、たるみの原因となります。UV-Aは質の悪いことに、曇り空でも室内でも容赦なく降り注いでいます。そこでせっせと日焼け止めを塗っているわけですが、市販の日焼け止めにはUV-BとUV-Aの吸収剤が配合されていますが、UV-B吸収剤は百花繚乱で様々なタイプの化合物が知られていています。しかし、UV-A吸収剤は数種類しか知られておらず、それもベンゼン環が含まれています。ベンゼン環なでの芳香環はUV-Bも吸収しますが、光励起されてラジカルなどが生じて皮膚に刺激を与えて、副作用が生じるわけです。ということで非芳香族系UV-A吸収剤の開発は重要な課題なのです。
昨今の美白ブームで少し外出するだけで日焼け止めをべたべたと塗り捲っている皆さん!いくばくかのUV-BにあたらないとビタミンDが生成されず骨粗しょう症になります。これは今、日本人(特に女性)で大問題になっています。ということで、しみ皺たるみの原因となるUV-Aをメインに防御できればいいのです。
我々は最近、天然有機化合物の構造を元にして、強力な非芳香族系UV-A吸収剤の開発に成功しました(特許出願中)。合成も簡単です。将来的には骨粗しょう症を防げる副作用の少ない日焼け止めの開発に繋がると考えています。
関係する研究者の皆様。現在、共同研究者を募集中です。